年齢や性別によって多くの種類があるうつ病|薬や精神療法で治せる病

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自覚しにくいうつ

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数多くの種類があるうつ病の中でも、うつ病であると判断することが難しいのが、仮面うつと呼ばれる症状です。仮面うつとは、通常のうつ病とは違い精神面での変調が見られない病です。周りも本人もうつ病だと気づきづらいため、うつ病の種類の中でも注意するべきでしょう。この仮面うつの主な自覚症状は、頭痛や肩こり、腰痛といった慢性的に起こる体の痛みです。昔からこうした頭痛や腰痛に悩まされているという人であれば、調べてみると仮面うつであったという場合もあります。いくつかの病院に通っても頭痛や腰痛の原因がわからない場合、精神面への不調に原因がある可能性があります。原因不明の体の痛みに悩まされているなら、一度心療内科などで相談をしてみてもよいでしょう。

仮面うつの症状を聞いた多くの人は、通常の種類のうつ病に見られる精神的な問題がないなら平気だろうと考えるでしょう。慢性的な痛みが起こることに慣れている人の中には、いつものことだと痛みを軽視してしまうことが多くあります。しかし、この仮面うつの問題はそれほど単純なものではありません。放置することにより、本格的なうつ病へと移行する可能性が非常に高いのです。長年体の痛みと付き合ってきたという人であれば、頭痛や腰痛などが起きたとしても負担とは感じないでしょう。しかし、自分の意識ではそれほど負担とは感じていなくても、心の奥底には痛みによるストレスが蓄積しています。痛みは慣れるものだと考える人もいるでしょうが、慣れるのは痛みによる負担ではなく、痛みへの「感受性」なのです。本人は慣れたと考えていても、頭痛によって本調子が出せないことや、腰痛によって体を上手く動かせないこともあり、そのことへの不満やストレスは着実に蓄積します。放置すると本格的なうつ病へと発展するため、仮面うつを発症している場合、症状が比較的軽度な内に治療を受けましょう。

仮面うつは、身体の異変による病状や、自律神経失調症などの種類の病である可能性もあります。これらの病によるものだとかってに自己判断をすると、取り返しのつかないほど病状が進行する可能性があります。心療内科の医師は、問診などを繰り返し、仮面うつかどうかを正確に診断してくれます。医師の診察を受ける時は、包み隠さず症状のすべてを医師に話すとよいでしょう。

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